「元料理人で現コンサルなラヲタ」全ての宅麺レビュー

全593件のレビュー中 251-275件目


2022年05月02日

二郎目黒店出身のインスパイア系ならぬスピンアウト系のお店という事で、マニアの間で人気のお店です。
スープは目黒の特徴である「豚肉出汁のライトな非乳化&シャープなキレ&化調感」といった部分をしっかり踏襲しています。カネシは着目点でもないかな、今の二郎はFZなので。
また塩気はそこそこ効いており目黒と同じ位ですが、二郎基準だとこれでも若干薄めなので、カラメも付けてくれたら嬉しかったかなぁと。
麺はオーション使用の平打極太で目黒ソックリですが、玄実店舗の茹で加減はやや硬め。インスパ系の麺は一般的にワシワシ、ゴワゴワ、ボキボキ、ホギホギと表現される硬めが多いですが、目黒や二郎直系の麺はデロ若しくは軟めが多いので、二郎っぽさを味わってみたい方は7分以上のデロor軟めに茹でるとより二郎らしさを再現出来ます。
麺量に関しては出自の目黒も二郎の中では少ない方なので、スピンアウト系の玄にもインスパ系のようなボリューム感は期待しないほうが良いです。
ブタも目黒を彷彿とさせる腕肉のジューシーなトロホロ豚。これが本物の神豚です。
玄はメグジっぼさがよく再現されており、今の宅麺ラインナップの中では一番直系感が出ていると思います。

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2022年05月02日

鶏塩そばは鶏ポタのトロトロ白湯でしたが、こちらは透明感のある黄金色のあっさり清湯となっています。スープには多めの鶏油が浮かべられていて、鶏の厚みがありますが魚介もしっかりと香り、塩味は円みがありますが結構強めで、甘味旨味も効いています。
麺はしなやかなコリパツ低加水角刃細ストレート。付属トッピングは軟らかい豚バラスライス2枚とメンマ少々。
鶏のコク、昆布の旨味、煮干の塩味、帆立の甘味が渾然一体となり、深い味わいを作り出しています。中華そば感もあり、自分好みの一杯でした。

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2022年04月29日

スープは乳化の進んだまろやかなタイプで、油分、甘味、旨味、酸味、コク、キレがバランス良くまとまっています。
麺はうねりの強い幅広の平打極太麺で、スープの吸い上げも良く、麺自体に旨味も詰まっています。時間の経過とともに二郎っぽい食感に変わるので、7〜8分しっかり茹でて軟めに仕上げると直系感を出せます。
ブタは厚み1センチほどのウデ肉厚スライスが2枚。ブリブリの弾力で旨味が抜けておらず、出汁殻となったトロ豚よりも個人的には好みです。
麺量もスープ量もインスパ系の中では比較的少な目なので、二郎やインスパ系のお店では麺少なめor半分にしている自分には丁度良いボリュームでした。
龍介は宅麺内で醤油、純鶏、つけ、豚と4種類の商品を提供していますが、各々の商品で全て違う麺を使っているので、食べ比べて味の違いを探してみるのも楽しいと思います。

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2022年04月24日

カレー粉、ライス、チーズメルト、スープ、麺、チャーシュー、挽肉、その他トッピングと順々に重ねる工程で完成させ、4種の味が楽しめるようになっている変り種です。
スープは喉の奥にまでヒットする鋭い辛味ですが、辛味が口内に残らずスッキリと消えてゆく、島唐辛子らしい爽やかな刺激となっています。味わいは濃厚な合わせ味噌と豚鶏に鰹の香りが鼻に抜ける個性的なもので、そこにピリ辛の挽肉を溶かすと旨味と甘味がスープに更なるコクを与えてくれます。
麺はモチモチの角刃太麺で、啜っている内にトロトロのチーズを纏い始め、次にライスに到達すると今度は辛味噌スープとチーズの雑炊となり、最後にはカレー風味に味が変化します。
チャーシューは厚みに1〜2センチのバラつきがある分厚い豚バラロール2枚で、表面は香ばしく炙られており、ホロホロに軟らかく崩れます。
確かに遊び心満載の一杯で、次回があればまた買っちゃうと思いますが、カレー粉とチーズは付いてこないので、自宅に常備していない方の為にもこのくらいは付属してくれてもよい気がします。

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2022年04月18日

実店舗では限定メニューのつけ満ですが、今回は麺量が実店舗よりも多い400gというボリュームに加え、つけ汁もラーメンのスープ一杯分はあるので、一食を夫婦で半々に分けて頂きました。
具材も玉葱、ニラ、ニンニク、豚肉がたっぷりですが、味はスタ満ならではのピリ辛で旨じょっぱいスープに、甘味と酸味が強めに足されています。なので刻み生姜の追加が抜群に合います。生卵はこのスープだと焼け石に水ですが、多少はまろやかになります。
麺はいつもの三河屋製ではなく自家製でした。つけ麺なのでやや軟めに茹でてポクボク食感を楽しみましたが、この麺はラーメンのほうが相性が良い気がします。
相変わらずのサービスっぷりで食べ応え満点ですが、酸味と甘味がしっかりと効いているので、苦手な方はお気をつけ下さい。

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2022年04月18日

凌駕グループは吉祥寺武蔵家のFC松本店も手掛ける資本系ですが、各店舗とも未訪だったので、今回初めて頂きました。
スープは煮干の粉が沈むほどにしっかりと出汁が出ており、多少の苦味も効いています。強めの塩味からは再仕込醤油のような旨味とコクが感じられますが、たっぷり浮かべられた背脂の甘味もあり、タイプとしては燕三条系に似ています。
麺はモチモチの中加水角刃極太緩。麺に関しては燕三条系とタイプこそ違えど、このスープとは良く合っています。ボリュームも一般的な大盛りくらいの量があり、食べ応え十分。
トッピングのメンマと豚バラスライスチャーシューはInスープで、味はどちらも濃い目。バラ海苔は風味も良く適量なので、スープと調和が取れています。
今回は契約農家さんから頂いた行者ニンニクと新玉葱を刻んでトッピングしましたが、このスープなら生ニンニクも合いそうですね。
ファミレス系と思ってさほど期待していませんでしたが、どっこいパワフルな煮干ラーメンで、正直参りました。機会があったらいずれかの店舗でも頂いてみようと思います。

4

2022年04月03日

ラーショは味を語るだけではなく、存在さえも語れる店だと思っています。椿系、ニュー系、ねぎっこ系、さつまっ子系など色々ありますが、こちらは新ラーショと呼ばれているお店です。
当時は埼玉一売れているラーメン屋と言われていた戸田のドモン、神田わいずの修行先である蓮根のY's、とんぱた亭やせんだいの源流に当たる平和島のさつまっ子、新高島平のさつまっ子、幸手の金田亭、鐘ヶ淵のねぎや、鹿浜のもっちゃん、品川のひだか、堀切店、ひたちなか店、牛久店等々お気に入りの店を数え出したらキリがありませんが、全く同じ味の店は1つもなく、でもオーダーするのはどこの店でも同じネギチャーシューメン中盛で、途中味変にニンニクと豆板醤を大さじ一杯ずつ入れて、やっぱり入れ過ぎは良くないと毎回後悔するけど次もやっぱり大さじ一杯ずつ入れちゃうというのがラーショの醍醐味な気がします。
なので今回も味変にニンニクと豆板醤を大さじ一杯ずつ入れて頂きましたが、やっぱり小さじにしておけばよかったと案の定後悔しました。そして次もまた大さじ一杯ずつ入れてしまうでしょう。大満足です。

1

2022年03月27日

スープは徳島茶系で、液状脂とゼラチン質が表面を覆う濃厚乳化豚骨醤油ですが、他店の茶系に比べてクリーミーで塩気はマイルド。チラシには豚骨臭増し増しとありますが、久留米ほどの臭みはなく、芳しい良い香りです。
麺はコリパツで歯切れの良い、低加水角刃中細ストレート。気持ち硬めに茹でたほうがスープと合います。
肝心の豚バラ煮はちっこい切れ端が3つしか入っておらず。流石にこれはちょっと少なすぎでは・・・運が悪かったかな?味も実店舗はもう少し濃い口だったような。
スープにせよ肉量にせよ、記憶&記録している王王軒とはちょっと違いました。ただ店では肉増量で頂いたので、その分味に差異が生じたのかも。
とりあえず徳島茶系に欠かせないライスと生卵はスタンバイしておきましょう。にんにくと唐辛子もあれば尚良しです。

2

2022年03月27日

スープはトロトロの鶏ポタで、丁寧に濾されており、鶏肉も細粒となってスープと一体化しています。そこに米のデンプンでとろみを加えてあり、鶏油も程よく浮かべられていますが、口当たりはまったりで後味はあっさり。甘味旨味が主体ですが、天一と違い塩味にキレが感じられます。
麺はツルツルでプルプルのモチモチな平打太麺。麺はしっかり5分以上茹でたほうがよいです。鶏白湯との相性があり、下手にカタメにするとスープを拾わず味がボケて感じるようになります。
トッピングはコリコリ食感でしっかり味付けされたメンマとバラスライスチャーシューが2枚。
実店舗は未訪でしたが、個人的には結構ツボでした。次回は天一のようにライスとニンニクと辛味噌をブーストしてガーッと掻き込みたいので、今後も定期的に販売してくれたら嬉しいなぁと。愛媛まではなかなか行けないし・・・涙

4

2022年03月27日

スープは昔ながらのあっさりとした鶏ガラ醤油で、油分も少なくクリアに澄んでおり、また玉葱や添加物の甘味も強いので、ラーメンスープというよりも鍋スープにイメージが近いです。ただ親鶏のガラを使っているので、普通の鶏ガラ出汁よりも旨味にどっしりとした厚みがあります。
トッピングは鶏モモ肉のちっこいコンカッセが数粒。親鶏特有の強い弾力があり、また脂身も取り除かれているので、臭みもなく更に食感が活きています。
麺は緩ウェーブの角刃細麺。コリコリの硬めで、煮込みでもしっかりと食感を保ってくれます。
これは面倒でも鍋を使って調理するのが絶対的にお勧めですね。具には笹切りの長ネギと竹輪の他にも、鶏団子やキノコや白菜など鍋に合う食材をあれこれ加えるのも楽しそうです。
ちなみに土鍋は朝食のおかゆにも使っています。サイズも丁度良く、意外としっかりした造りなので、家族で重宝しています。

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2022年03月27日

スープは豚の骨粉も沈む、トロトロに濃厚な豚骨醤油の徳島茶系。今風のアレンジを施された進化形という感じで、一般的な徳島茶系よりも濃厚で塩味が強く、更にライスと合うようなチューニングが施されています。
麺は歯切れのよい低加水角刃細麺。そしてトッピングには茶系に欠かせない甘辛味の豚バラ煮がたっぷり。
ちなみにラーメンに生卵を直接落とすという文化は徳島以外だと佐賀や東北の一部以外ではあまり見られず、一般的には味が濁る、薄まる、冷める、臭みが増す等の理由で敬遠されますが、この徳島ラーメンに関しては油分も適度で塩味甘味が強めなので、蕎麦やウドンの月見のように良く合います。
自分はいつもラーメンには入れず、すき焼き風の別皿にするか、ライスに肉を乗せて、その上に卵を乗せる豚丼スタイルにしていますが、その辺はそれぞれお好みの食べ方があると思います。

3

2022年03月27日

スープはトマトの酸味と甘味がすっきりとしており、果肉感もありますがトマトソースのような濃さはなく、味わいはあっさりとしています。辛味はピリ辛の程良い刺激で、出汁には動物系と香味野菜の他にたっぷりの背脂と胡麻油も香りますが、アサリがしっかり出ているのでボンゴレロッソやペスカトーレのような味わいにも近いものを感じます。
麺は細めのフェットチーネのような平打太麺。スープに合わせてパスタに寄せた感じの、ツルツルの舌触りとコシの強さが特徴的。
チャーシューは面積のデカい大判の肩ローススライスが1枚と、穏やかな味付けのメンマ。
チーズやハーブ類とは当然の如く相性が良いので、〆はライス投入でリゾット風に楽しめると思います。刻み玉葱や黒胡椒もよく合います。

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2022年03月27日

スープは澄んだガラ清湯で、香味野菜の香りと甘みからブイヨンのような洋風感も漂わせています。なのでバターのトッピングは好相性ですが、付属の柚子胡椒は塩味辛味がしっかりしているので、加える際には少量ずつ様子を見たほうがよいです。
麺はもちもち滑らかな平打中細麺。
トッピングのチャーシューはやや厚めのバラスライスで、脂身からは美味しい旨味が口内でジューシーに溢れ出てきます。
お店には奈良時代に行ったきりで、移転後はまだ1度も行けていませんが、雰囲気の良いお店だったので、またいつか行けたらよいなと思っています。

4

2022年03月27日

スープはまろやかに乳化した豚鶏白湯。獣臭はなくあっさりとしていますが、薄口醤油の塩味に加え、甘味も強めに効いています。
麺はモッチモチの角刃中太ストレート。スープとの絡みはそこそこですが、やや短めなのでスープを口内まで充分に運んできます。
付属トッピングのチャーシューは豚のバラとモモの小振りのスライスが2枚ずつと、やや味濃い目のメンマ。
ラヲタなら誰でも知っているレベルの徳島白系の代表格なお店です。甘味が強いのは土地柄なので、関東人にはあまり馴染みのないタイプかもしれません。

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2022年03月05日

スープは無鉄砲らしい豚骨臭立ち上るドロドロのド濃厚ド豚骨で、芳醇な鶏油がアクセントになっています。
麺はすーさん謹製の自家製中太ストレートで、濃厚スープに負けないボキボキのストロングな歯応え。チャーシューも香ばしくグリルされており、軟らかジューシーな逸品。
ただ何と行っても圧巻のインパクトを残したのが味変アイテム2種で、無鉄砲のニンニク醤油と旨味と甘味が効いたイベリコベジョータの背脂と、ニラやニンニクがギンギンに香るピリ辛挽肉がシャレにならない存在感と破壊力で、スープと合わせると一気にジャンクなすーさんワールドに支配されます。
個人的にはMVPすーさんですね。特に背脂は無鉄砲とすず鬼の味の結晶という感じで完全にやられました。

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2022年03月05日

とみ田のTOKYO-Xを使ったボテボテ超濃厚豚白湯の上に飯田のサラサラ超淡麗鶏清湯を被せて2層構造にするという、丼内で混ぜ合わせないWスープ方式。コリコリしなやかな中細ストレートを啜る内に2つのスープが少しずつ交わり、最後は濃厚かつクリアな超まろやか動物スープに姿を変化させます。
トッピングは鰹風味の甘口座布団メンマ2枚と飯田仕様のレアチャーシューが2枚(バラロールとロースの薄スライス)。
両店の個性がしっかりと表現されており、コラボでしか出せない特殊な味というのが食べ進める内に否応無く分かります。これはもう美味しいどころの騒ぎじゃありません(笑)
ただこれは完全に実店舗向けですね。家庭だと料理素人な方には再現調理がやや難しいかも。

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2022年03月02日

天理ラーメンのインスパイアといっても、天スタ風でもサイカ風でもなく、スタ満をベースとした完全オリジナルな味となっていました。
スタ満の醤油を軸とした旨じょっぱさの中にもシャープな酸味と辛味があり、具材には白菜、ワカメ、ニンニク、豚肉がドッサリ。背脂には黒胡椒が効かされ、コリコリとコシの強いストレート細麺がスープと具材をしっかりと絡め取ってきます。
スタ満よりあっさりとしていますが、パンチは充分。スープ量もたっぷりなのでライスは欠かせません。
店主おすすめの食べ方に「何も考えずに食べて!」とありますが、この一言にすーさんの想いが集約されていると思います。いくら肉の仕入れが安かったとはいえ、小麦やら野菜やら高騰している中でこの内容を550円で提供してくれるという心意気に、とにかく感謝です。コスパの高さ・オブ・ザ・イヤーがあれば大賞間違いなしですね(笑)

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2022年03月01日

タレは豚骨がしっかりと香り、醤油のキレと背脂の甘味がバランス良く、キリッとまろやか。
麺はうねりの強い平打ちの縮れ極太麺。加水率低めなので、同店のラーメンの時は結構硬めに茹でていますが、今回はまぜそばなので長めの7分茹でにして、タレと良く混ぜて充分に乳化させ、いつもと違うムチポク食感を楽しみました。麺を硬めにするとタレの乳化が進まず麺とタレの絡みが弱くなるので、まぜそばの麺はやや軟めに茹でて良く混ぜるのが一般的な調理法です。
付属トッピングはベビースターと市販の鰹節ミニパックが1つ、ブタは二郎系基準でやや薄めのバラロールが1枚。温玉も加えちゃったのでヤサイのもやしは一袋だと多いかなと思いましたが、味は思ったほど薄まらず良い塩梅に馴染みました。化調の旨味もしっかり効いているので、今回は四川産の子弾頭という香りの良い唐辛子もガッツリ入れて、リッチな旨辛仕様に。
通常は製麺機で作られる二郎系の麺ですが、手綱では製麺機を使わず手打ちで作っているというのが味の違いにもよく表れています。そしてまぜそばだと他のインスパ系との違いがより一層分かりやすくなっており、本来色んなトッピングを自分勝手に加えてジャンクに楽しむはずのまぜそばなのに、今回はそのトッピング達が麺を味わう上で邪魔に感じてしまいました。次回はタレ以外は何も加えずに、麺だけをじっくり味わってみようと思います。

1

2022年02月27日

スープは魚介オンリーの醤油清湯で、煮干と節がガツンと強くザラザラの魚粉感がありますが、単純に魚粉を足したものと違い、じっくり煮出された煮干と節が粉状に溶け出してこのような舌触りに仕上がっています。魚介だけでこれほど雑味もクセもカドもなく、厚くてまとまりのあるラーメンとしての味を出せるのは本当に凄いです。お店で初めて頂いた時は驚きで目を白黒させてしまいました(笑)
麺は多加水角刃中細縮れ麺。噛めば噛むほど味わいが広がる西山ならではの熟成麺で、近年の煮干系では珍しい組み合わせ。
付属トッピングは軟らかい厚めの豚バラ横スライスが2枚で、画像にあるトレードマークのいりこはトッピングから外されています。味自体は実店舗さながらに煮干がしっかりと出ているので無ければ無いで良いのですが、商品案内にも一匹丸々入った煮干しと記載が残っていますし、商品画像にもいりこが乗っているのを見て購入したので、外したなら注意書きを加えるか、説明文をちゃんと更新するべきではと思います。
好きなお店ですし、味は大満足なので、あくまで宅麺さんへの要望です。

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2022年02月27日

スープは煮干の風味がしっかりと効いたスッキリ鶏ガラ醤油。酸味と甘味は程よくキレもあり、鶏油も多めながら重さは感じません。ここにあおさを加えると磯の香りがブワっと広がります。
麺は加水率やや低めの角刃ストレート細麺で、煮干に良く合うタイプ。煮干とあおさの風味をしっかりと運んできてくれます。
付属トッピングは旨味の詰まったメンマがたっぷり。チャーシューは煮豚ではなく香ばしくローストされた焼豚で、プリプリ弾力の豚肩ローススライスが2枚。
あおさは上質な分風味も強く、全部入れると折角の煮干の秀逸な香りと甘味にまで干渉してしまうので、個人的にはあおさは少量に留めておいたほうが好みでした。

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2022年02月27日

スープはドロドロの鶏白湯醤油。ガラのブツブツとした粗さがあり、鶏肉を飲んでいるような濃度ですが、脂分は見た目ほど強くないので、後味はあっさり。酸味もあり、天一よりキリッとしています。
麺は多加水角刃中太麺。スープと絡むというよりも、スープが勝手に絡んでくる感じ(笑)麺のもっちり感もスープの粘度と良く合っています。
付属トッピングはしっとり軟らかい肩ロースチャーシューの薄スライスとゴリゴリ硬めの極細メンマ。
〆のライスまでワンセット。一滴残さず美味しく頂けると思います。

7

2022年02月27日

スープは濃厚な動物系醤油をバーミックスで撹拌して乳化させた関西泡系。店主はあっぱれ屋出身だそうなので、こちらは泡系元祖の直系に当たる味という事になります。カプチーノのようにフワトロに泡立てられたスープが特長なので、ブレンダーやホイッパーを使って仕上げるのが面倒でも、最低限パックをシャカシャカとシェイクしておくとよいです。
麺はムッチムチの多加水角刃中太麺。麺自体に瑞々しい潤いがあり、スープにまったりと絡む絶妙な相性をみせます。
付属トッピングはシャキシャキ食感ですっきりとした味付けのメンマ4本に、スパイシーなバラロールチャーシュースライスが2枚。
もったりとはしていますが、後味はすっきり。ちなみにエスプーマは使っていないので、同じ泡系でもエスプーマ系とはちょっと味わいが異なります。

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2022年02月27日

スープは澄み渡る淡麗清湯で、煮干がフワッと香りますが、動物とのバランスも絶妙で、かつ香味野菜の清涼感もありつつ、無化調ながら様々な食材の旨味が調和し、丼内で弾けています。
麺はコリコリの歯応えともっちりした弾力を併せ持った、しなやかな角刃中細ストレート。これだけスープと麺の一体感を味わえるラーメンは滅多にお目に掛かれません。繊細な麺なので冷凍だとどうかな〜と心配していましたが、想像以上のポテンシャルを発揮していました。
付属トッピングは歯応えもよく滑らかな極太メンマ2本と地鶏団子4ヶ。団子の味付はシンプルで、弾力も心地良く、食材本来の美味しさを引き出す作りとなっています。贅沢を言えばワンタンも欲しかったところですが、肉団子が潰れないような丁寧な並べ方や圧のかけ方など、パック1つ1つにも細やかな神経が行き届いた仕事が成されています。
実店舗の再現というよりは冷凍に適したチューニングが施された商品となっていますが、その味は実店舗同様に一切の手抜きが感じられません。すっきりし過ぎず、あっさりし過ぎず、深過ぎず、厚過ぎず、とにかく全体のバランス感が実に絶妙。天才の為せる業ですね。

1

2022年02月27日

まずスープとカエシのパックが分かれており、スープは無色透明に近く鶏ガラ出汁も極薄というほぼ水のような鶏清湯ですが、カエシは鰹の香る香味油が加えられた淡口醤油ベースで、カエシが味の構成を担っている甘味の強いタイプです。
麺は全粒粉配合の丸刃中太麺。丸刃はちゃんぽんやパスタや乾麺に多く使われるタイプで、ラーメンではあまり見ない組み合わせです。カットは短く表面ツルツルで啜り心地が良く、強いコシも持ち合わせています。
付属トッピングは胡麻油の香るシャキシャキ食感の太メンマ2本に、チャーシューは豚バラブロックのハーフサイズが1本。迫力満点のボリュームで、赤身部分まで箸で切れるほど軟らかい良質なバラ肉が使われています。
スープは蕎麦つゆを連想させるような鰹風味の甘口ですが、このバラチャーシューの味と脂がスープに染み出してゆく内に少しずつ塩味と深みが増し、ラーメン然とした味わいに変化してゆきます。
赤坂店に行った時はヤサイニンニクアブラといった二郎系トッピングもありましたが、味も麺もチャーシューも二郎インスパとは別物なので、これらのトッピングは原点には不要な気もします。

3

2022年02月27日

スープはまろやかな鶏油を浮かべた無化調淡麗鶏清湯で、どっしりとした鶏の厚みと深みがあります。澄み渡る芳醇な旨味には一切の雑味が無く、またカエシのブレンド醤油が独特で、ビターなコクとキレのある酸味が効いています。
麺は全粒粉や焙煎胚芽など複数の小麦がブレンドされた平打中細ストレート。つるつるな麺肌としなやかな張りに、強いコシと石臼挽き独特のシルキーな舌触り。旨味も豊かで相当なレベルの逸品ですが、メンカタ好きな方の舌には合わないかもしれません。
付属トッピングはシャキシャキ食感のメンマ2本に、柚子の香るフルーティなしっとり鶏胸レアチャーシュー1枚、豚肩ロースのレアチャーシュー4枚。
低温調理のチャーシューは熱湯で湯煎せず、ボウルに体温程度のぬるま湯を貯め、パックごと浸しておくと上手に解凍出来ます。
69やトイボに良く似た構成で、そっち系の味がお好きな方なら間違いないと思います。

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