らぁめん鴇「醤油らぁめん【藤沢仕込】」すべてのレビュー

全3件のレビュー中 1-3件目


2025年06月11日

スープは魚介オンリーでアニマルオフの無化調醤油清湯。
節と煮干と濃口醤油の芳ばしさやセロリの清涼感など芳醇な香りが特徴的で、表面には風味豊かな鶏油と豚背脂が適度に浮いています。
 
醤油はすっきりとした適度なキレ感もありつつ深いコクを感じる角のない円みがあるため、塩分濃度は約2.3%と高めながらも、
旨味、甘味、酸味、油分も含め全てがバランス良く組み立てられており、あっさりとしつつどっしりとした厚みも感じられます。
ここに焦がしネギの苦味が加わると、5つの基本味による味の相互作用が見事に生まれます。
 
麺は自家製の中加水スクエア型角刃細ストレート。
麺肌は滑らかで、コシ、ハリ、ノビのある食感に加え、麺自体の旨味やスープの持ち上げも申し分なく、
時間経過とともにスープを吸い上げ、味わいがより深く、ふんわりもっちり優しい弾力へと変化してゆきます。
 
付属トッピングのメンマは風味が素晴らしく、甘味酸味のバランスも絶妙。
食感も万人受けのコリコリ歯応えのあるものとは違い、熟成感ある味わい、風味、舌触りもしっかりと楽しめるミディアム食感な仕上がり。
 
チャーシューは吊るし焼きされた霜降りの内ももスライス焼豚が2枚で、醤油麹の奥行きある甘みとスモーキーな香りが楽しめる逸品。
きめ細かいしっとり柔らかな肉質で、脂身は甘く口内でトロリと溶け、赤身は熟成された濃厚な旨味が存分に詰まっています。
解凍は流水、ぬるま湯、冷蔵が望ましく、熱湯湯煎すると肉汁が抜けて失敗するので注意です。
 
焦がしネギはほんのりビターな苦みと香りがアクセントになりますが、味変として少しずつ加えると、じっくり、より長く味の変化を楽しむ事が出来ます。
 
所謂「神奈川淡麗系」と呼ばれるジャンルで、店主は麺や食堂、麺や維新といった神奈川淡麗系の名店出身という事もあり、ネオクラ系とはタイプの違う淡麗系ならではのクリアな味わいが特長です。
寒川移転で東京からは更に遠くなってしまいますが、寒川は人気店がひしめき合っているので、今から最新の訪問ルートを考えてワクワクしています。
新店舗で更にアップデートされた鴇の宅麺リリースにも期待持てますかね?笑

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めがです ・40代/男性

2025年06月03日

一見シンプルなノスタルジー系醤油ラーメンに見えなくもないが、食べるとその複雑な旨さに唸らされる、完成度の高いラーメンです。

スープがとにかく芳醇な魚介の旨味を含んでおり、その上に醤油の塩味やコクがキリッと来て、スッキリしつつも複雑な印象を与える美味なもの。
どこか蕎麦つゆのような雰囲気もあり、紹介文の和の印象の部分なのかなと思います。
その上で、トッピングの焦がしネギが、甘味と香り、そして苦味によるパンチを生み出しており、重くないのに満足感を出してくれています。

麺もツルモチの味わい深い麺で、つるりとすすれつつも、香り高いスープをしっかり含み、満足感をさらに高めてくれます。

チャーシューは肉感しっかりでボリュームもありつつ、スープに動物性の旨みを溶け込ませてくれ、食べるタイミングに悩まされるニクいやつです。

ここに任意のトッピングで海苔と味玉をつければ、ライスにも対応できるパワフルさを発揮してくれ、頼もしい限りです。

食べ終わった後、ぬるくなったスープを飲むと、熱々の時に感じられなかった香りや旨みを拾うことができるので、個人的なおすすめの楽しみ方です。
こういうことができるのも宅麺の魅力の一つですね。

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ひろ ・40代/男性

2025年06月01日

あっさり
こってり
薄味
濃い味
細麺
太麺

軽さはありつつもしみじみ旨さがにじみ出て、毎日でもすすりたいスープ!
シルキーさのある麺との相性も良い感じ!
お肉も赤身で個人的に好みのお味!
揚げネギを途中で加えると味変で二度楽しめました!!
ごちそうさまでした!!!

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