2024年07月25日
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40代/男性
・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です
・プラチナ会員ですが抽選販売はクジ運悪く大抵先着販売で買っています
・店主へのリスペクトと、同じ飲食に携わる者として、プロの作った作品に点数など付けられないという理由で、星は基本的に全部5にしています
2024年07月25日
18
スープは素の状態だとあっさりとした鶏ガラベースの醤油清湯で、
塩分濃度は約1.6%と全国的には平均値なため、ジャンク舌には薄味に感じられるかもしれませんが、
辛口の塩ダレで炒めた野菜が加わる事で、味に塩味、辛味、キレ、コクがブーストされるようになっています。
麺はベトコンラーメンのオーソドックスな低加水角刃細ストレート。
コリパツの歯応えで歯切れが良く、スープやトッピングともしっかり絡んで持ち上げてきます。
付属トッピングはInスープで、トロトロに軟らかく煮られた厚切りの炙りバラチャーシューが3枚。
塩ダレには赤唐辛子と味付の揚げニンニク粒がゴロゴロ入っています。
この唐辛子のビリビリした辛味とニンニクの風味がビンビンに効いた塩ダレでモヤシとニラを炒めてトッピングする事で、初めてベトコンラーメンとして成立します。
これを乗せないとベトコンラーメンの味ではない全く別物のラーメンになってしまうので、面倒でも食材を用意してちゃんと調理しましょう。
ちなみにモヤシは塩ダレを加えてから炒め過ぎると浸透圧で脱水し、ベチャついて逆に味が薄くなるので要注意です。
コツとしては、まずは薄めの油でモヤシを強火でしっかりと炒め、途中でニラを加え、
火が通ったら最後に塩ダレを加えて火を止め、余熱で5秒ほど炒め合わせ、すぐにトッピングするくらいのスピード感で調理を行うと、
モヤシから水が出てスープの味が薄る事なく、かつシャキっと適度な食感で仕上げる事が出来ます。
ベストコンディション=ベトコンでスタミナをつけて、厳しい猛暑を乗り越えましょう。